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日銀1.25%利上げで家計はどう変わる?20代向けにわかりやすく解説

※本記事はプロモーション(広告)を含みます。

「日銀がまた利上げしたらしいけど、自分の生活に関係あるの?」と思っている人は多いと思います。ニュースでは住宅ローンの話ばかりですが、ローンを組んでいない20代にも関係はあります。この記事では、預金・ローン・生活費への影響を、実際の数字でざっくり計算してみます。

この記事の結論

  • 日銀は政策金利を1.0%程度から1.25%程度へ引き上げ。9月24日から適用です
  • 3メガバンクと楽天銀行は、11月2日から普通預金金利を0.4%→0.5%に上げます。100万円なら利息は税引後で年800円ほど増える計算です
  • 変動金利の住宅ローンは、数か月遅れて上がる可能性があります。ローンがない人は「お金の置き場所」を見直すきっかけにするくらいで十分です

そもそも何が決まった?日銀の利上げを3行で

結論から言うと、「銀行どうしがお金を貸し借りするときの金利」の目標が0.25%上がりました。

  • 日銀は9月17〜18日の会合で、政策金利を1.0%程度 → 1.25%程度に引き上げると決めました。9人中7人が賛成、2人が反対でした
  • 新しい金利は、連休明けの9月24日から適用されます
  • 日銀は「今後も経済や物価の状況に応じて、政策金利を引き上げていく」という考えを示しています

政策金利とは、ざっくり言うと「世の中の金利の元になる金利」です。これが上がると、銀行の預金金利やローン金利も、少し遅れて上がっていきます。

日銀が利上げした理由は、物価の上がり方が強まってきたからです。日銀は、物価上昇率(生鮮食品を除く)は今は1%台後半だが、今後は2%を上回っていく見通しだとしています。物価が上がりすぎないよう、ブレーキを少し強めたイメージです。

預金金利はどう変わる?銀行の発表まとめ

大手銀行の普通預金は、11月2日から年0.5%になります。日銀の決定と同じ9月18日に、各行が一斉に発表しました。

銀行 改定前 改定後 適用日
三菱UFJ銀行 年0.40% 年0.50% 2026年11月2日
三井住友銀行 年0.40% 年0.50% 2026年11月2日
みずほ銀行 年0.40% 年0.50% 2026年11月2日
楽天銀行(基本金利) 年0.40% 年0.50% 2026年11月2日

※金利は税引前。各行の2026年9月18日の発表より。

楽天銀行は、楽天証券と口座を連携する「マネーブリッジ」を使うと、11月2日から年0.58%になります(残高1,000万円まで)。楽天カードの引き落とし口座にしている人向けの優遇金利(年0.52%)もあります。

一方、定期預金は三井住友銀行とみずほ銀行が「引き上げる予定」とだけ発表していて、具体的な金利はまだ決まっていません。定期預金を考えている人は、各行の発表を待ってからでも遅くありません。

100万円預けたら利息はいくら増える?

100万円を1年預けた場合、税引後の利息は約3,200円から約4,000円に増えます。増えるのは年800円ほどです。

預金の利息には、20.315%の税金(所得税・復興特別所得税15.315%+住民税5%)がかかります。引かれた後の手取りで計算するとこうなります。

金利(年) 利息(税引前) 利息(税引後・目安)
0.40%(改定前) 4,000円 約3,190円
0.50%(改定後) 5,000円 約3,990円
0.58%(楽天銀行マネーブリッジ) 5,800円 約4,620円

※100万円を1年間預けたときの単純計算。実際の利息は日々の残高や利払いのタイミングで変わります。

つまり、100万円の預金で「月に70円くらい増える」イメージです。うれしいけど、生活が変わるほどではありませんよね。

ただ、2024年3月まで、メガバンクの普通預金金利は年0.001%でした。100万円預けても利息は年10円(税引前)です。それに比べると、「預金にも少しは利息がつく時代」に戻ってきたのは確かです。

住宅ローン・借金への影響は?

変動金利で借りている人は、数か月遅れて金利が上がる可能性があります。今すぐ返済額が変わるわけではありません。

変動金利の住宅ローンは、「短期プライムレート」という銀行の基準金利に連動していることが多いです。三菱UFJ銀行と三井住友銀行の短期プライムレートは、前回6月の利上げを受けて、8月3日から年2.375%になっています。今回の利上げを受けて、今後さらに見直される可能性があります。

反映までには時間がかかります。たとえば三菱UFJ銀行では、2025年12月19日の日銀の決定を受けて変動金利を見直しました。新しい金利の適用は2026年3月1日から。返済額に反映されたのは5月からでした(既存の借入で、毎月見直しのタイプの場合)。

では、金利が0.25%上がると返済額はどれくらい変わるのでしょうか。3,500万円を35年で借りた場合で計算してみます。

金利(年) 毎月の返済額 35年間の利息の合計
1.00% 約98,800円 約650万円
1.25% 約102,930円 約823万円
1.50% 約107,170円 約1,001万円

※借入3,500万円・35年・元利均等返済・ボーナス払いなし・金利が35年間一定と仮定した単純計算。

0.25%の上昇で、毎月約4,100円、35年間で約170万円の差になります。住宅ローンは金額が大きいので、小さな金利差でも効いてきます。

なお、元利均等返済には「5年ルール」と「125%ルール」を採用している銀行があります(三菱UFJ銀行など)。5年ルールは、金利が上がっても5年間は返済額を変えないしくみです。125%ルールは、見直し時の増加を前回の1.25倍までに抑えるしくみです。ただし、返済額が同じでも中身の利息の割合は増えています。また、このルールがない銀行や返済方式もあるので、自分の契約を一度確認しておくと安心です。

カードローンやリボ払いなど、金利の高い借入がある人は、利上げに関係なく早めの返済を優先するのが基本です。

生活費・物価・投資への影響は?

生活費への影響は、すぐには目に見えません。利上げの目的は「物価の上がりすぎを抑えること」なので、効果はじわじわ出てきます。

  • 物価:日銀は物価上昇率が今後2%を上回っていく見通しを示しています。利上げしたからといって、すぐに値上げが止まるわけではありません。食費や固定費の見直しは引き続き大事です(→生活費を落とすのは超簡単!方法2選!)
  • 為替:一般的には、日本の金利が上がると円高方向の材料と言われます。ただ、為替は海外の金利や景気にも左右されるので、「利上げ=円高」と決めつけることはできません
  • 株・投資信託:金利の上昇は株価の重しになることがあります。ただ、短期の値動きを当てるのはプロでも難しいです。積立投資をしているなら、ニュースのたびに方針を変えないのが基本です(→暴落で売ってしまった人のための資産運用方法を3つ紹介!)

ちりけいの見解:タイプ別の考え方

今回の利上げで「やるべきこと」は、人によってかなり違います。ちりけいとしては、次の3タイプで考えるのがいいと思います。

タイプ 影響 考えたいこと
住宅ローンなし・貯金中心の人 預金利息が少し増える(プラス) 生活費の数か月分を超える預金は、金利の高い口座への移動や、目的別の置き場所を検討
これから家を買う予定の人 借りるときの金利が上がりやすい(マイナス) 返済額を「今の金利」でなく「+0.5〜1%上がったら」でも試算しておく
変動金利で借りている人 数か月後に金利が上がる可能性(マイナス) 5年ルールの有無と、金利の見直し時期を確認。繰上返済や固定への切替は手数料も含めて比較

20代の独身会社員なら、多くは1つ目のタイプだと思います。この場合、利上げは「ほぼプラス」です。ただ、上の計算のとおり100万円で年800円ほどなので、あわてて何かを変える必要はありません。

ちりけいが大事だと思うのは、「お金の置き場所を役割で分ける」ことです。すぐ使うお金と生活防衛資金は、利息が少しでも多い預金口座に。10年以上使わないお金は、リスクを理解したうえで積立投資に。金利が0%の時代は預金に置いても意味がほぼありませんでしたが、今は預金もそれなりに働いてくれます。

20代の資産の持ち方については、25歳独身会社員の資産公開!20代はいくら持っていればいい?も参考にしてみてください。

まとめ

  • 日銀は政策金利を1.25%程度に引き上げ(9月24日から適用)
  • 3メガバンク・楽天銀行の普通預金は11月2日から年0.5%。100万円で利息は税引後年800円ほど増える
  • 変動金利の住宅ローンは数か月遅れて上がる可能性。3,500万円・35年なら0.25%で月約4,100円の差
  • 日銀は今後も利上げを続ける考え。ローンがない人は「置き場所の見直し」、ある人は「契約内容の確認」から始めよう

利上げのニュースは難しく聞こえますが、自分の預金とローンに当てはめると、意外とシンプルです。次の日銀会合のときも、まずは「自分の口座とローンに何が起きるか」だけ確認してみてください。

出典・参考

※本記事の情報は2026年9月24日時点のものです。制度・キャンペーン内容は変更される場合があるため、最新情報は公式サイトでご確認ください。投資に関する記述は情報提供を目的としたもので、特定の金融商品の購入を勧めるものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。