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※本記事の情報は2026年10月10日時点のものです。
「日本株は高そう。1万円くらいから始められない?」という人向けに、少ない元手で日本株を買う2つの方法を比べます。100株で買う方法と、1株から買う方法です。手数料・NISA・配当と優待の違いまで、20代が最初に迷うポイントを整理します。
この記事の結論
- 日本株は原則100株単位。株価が100〜199円なら、100株でも1万円台で買えます
- 株価が高い銘柄は「単元未満株(1株から買えるサービス)」を使えば数百円から買えます
- 1株でも配当は受け取れますが、株主優待は「100株以上」が条件の会社が多いです
日本株はいくらから買える?100株単位の基本
日本の株は、原則100株ずつ売買するルールです。2018年10月に、売買単位が100株に統一されました。
そのため必要な金額は「株価×100」。株価1,700円なら17万円、株価170円なら1万7,000円です。「1万円台で買える株」とは、株価が100〜199円台の銘柄のことです。
たとえばNTT(2025年7月に日本電信電話から社名変更)は、2023年7月に1株を25株に分割しました。2026年10月2日の終値は169.9円で、100株なら約1万7,000円です。ここでは「1万円台で買える例」として紹介するだけで、購入を勧めるものではありません。
【比較】100株で買う?1株から買う?
結論として、株価が安い銘柄なら100株、高い銘柄なら1株からがおすすめです。違いは次のとおりです。
| 項目 | 100株で買う | 1株から買う(単元未満株) |
|---|---|---|
| 必要な金額 | 株価×100 | 株価×株数(数百円〜) |
| 注文のタイミング | 取引時間中に好きな値段で | 決まった時刻にまとめて約定が多い |
| 指値注文 | できる | サービスによる |
| 配当金 | 受け取れる | 株数に応じて受け取れる |
| 株主優待 | 条件を満たせば受け取れる | 原則受け取れない |
1株から買えるサービスは、ネット証券ごとに手数料や約定のしかたが違います。
| サービス | 手数料 | 約定のしかた | NISA |
|---|---|---|---|
| SBI証券「S株」 | 売買とも無料(ネット取引) | 1日3回(前場始値・後場始値・後場終値) | 成長投資枠のみ |
| 楽天証券「かぶミニ」 | 無料(リアルタイム取引はスプレッド0.22%) | 寄付取引(成行のみ)またはリアルタイム取引 | 成長投資枠 |
| マネックス証券「ワン株」 | 買付無料・売却0.55%(最低52円)。NISAは売買無料 | 後場始値 | 成長投資枠 |
楽天証券のリアルタイム取引で1万円分買うと、スプレッド(実質的なコスト)は約22円です。少額でもコストはかかるので、すぐに売り買いを繰り返すのは不向きです。
NISAで1株から買うときの注意
3社とも、単元未満株はNISAの「成長投資枠」で買えます。NISAなら配当や売却益に税金がかからないので、少額でも口座はNISAを選ぶのが基本です。
ただし、楽天証券の場合は配当の受け取り方を「株式数比例配分方式」にしておかないと、NISAでも配当に税金がかかります。SBI証券の「S株」は、つみたて投資枠では買えない点にも注意しましょう。
【計算】月1万円ずつ買うと、100株まで何か月?
1株ずつ買い足して100株を目指すこともできます。月1万円ずつ買う場合の目安は次のとおりです。
| 株価 | 100株の金額 | 月1万円で100株まで |
|---|---|---|
| 170円 | 1万7,000円 | 約2か月 |
| 1,000円 | 10万円 | 10か月 |
| 3,000円 | 30万円 | 30か月 |
※株価が変わらない前提の単純計算です。手数料・値動きは含みません。
株主優待が目的なら、100株に届いてからさらに保有期間の条件がある場合も。たとえばNTTのdポイントは、100株以上を2年以上続けて持つと1,500ポイントです。優待の条件は会社ごとに違うので、各社のIRページで確認しましょう。
少額で日本株を選ぶときの3つの基準
「1万円台で買えるから」だけで選ぶのはおすすめしません。株価が安いことと、会社がお得なことは別の話です。
- 事業の内容を自分の言葉で説明できるか
- 配当がどれくらい安定して出ているか(高配当株の選び方も参考に)
- 値下がりしても持ち続けられる金額か(暴落したときの考え方)
個別株は1社の業績に左右されやすく、元本割れのリスクがあります。まずは新NISAの投資信託を土台にし、個別株は「勉強代」と思える範囲で試すのが無理のない順番です。
筆者の見解
投資にあてられるのが月1万円なら、株価200円未満の銘柄は100株、それより高い銘柄は1株から、と分けると迷いません。NISAで少額の個別株を買うなら、売却手数料が無料かどうかも確認しましょう。優待狙いの人は「100株+保有期間」を満たせるかを、買う前に計算しておくのがおすすめです。
まとめ
日本株は100株単位が基本ですが、株価が安い銘柄なら1万円台、単元未満株なら数百円から始められます。手数料・約定のタイミング・優待の条件を確認し、自分の予算に合う買い方を選びましょう。
出典・参考
- 日本取引所グループ「売買単位の集約」(2026年10月10日確認)
- SBI証券 FAQ「S株(単元未満株)の手数料」(2026年10月10日確認)
- SBI証券「S株の取引ルール」(2026年10月10日確認)
- 楽天証券「かぶミニ 取引ルール」(2026年10月10日確認)
- マネックス証券「ワン株」(2026年10月10日確認)
- NTT「株式の状況(株式分割)」(2026年10月10日確認)
- NTT「商号変更に関するお知らせ」(2025年5月9日)(2026年10月10日確認)
- NTT「dポイントの進呈(株主優待)」(2026年10月10日確認)
- NTT「株価情報」(2026年10月10日確認)
※本記事の情報は2026年10月10日時点のものです。制度・キャンペーン内容は変更される場合があるため、最新情報は公式サイトでご確認ください。投資に関する記述は情報提供を目的としたもので、特定の金融商品の購入を勧めるものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。
