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「スマホ代がまた上がるらしい」と聞いても、自分がいつからいくら上がるのかは意外とわかりにくいですよね。ドコモが2026年9月25日に12月からの料金改定を発表し、大手3社がそろって値上げした形になりました。この記事では、3社の値上げを一覧にしたうえで、年額にするといくらか、乗り換えたほうが得かを判断する計算方法までまとめます。
この記事の結論
- ドコモは2026年12月1日から月110〜550円、ソフトバンクは2026年7月1日から月110〜550円、auは2025年8月1日から一部の既存プランが月330円上がった
- 値上げ額は年額で約1,300〜6,600円。ただ、乗り換えで変わる「基本料の差」のほうがずっと大きいことが多い
- 乗り換えは「月の差額×12か月−乗り換えにかかるお金」がプラスになるかで決めるのがシンプル
大手3社の値上げ一覧|いつから・月いくら?
まずは3社の値上げをまとめます。どの会社も、今契約している人に新しい料金が自動で適用されるのがポイントです。理由はどこも「物価や人件費の上昇」など、コストが上がっていることを挙げています。
| 会社 | いつから | 主な対象 | 月の値上げ額(税込) |
|---|---|---|---|
| ドコモ | 2026年12月1日 | eximo | +550円 |
| ドコモ | 2026年12月1日 | irumo(3GB/6GB/9GB) | +330円 |
| ドコモ | 2026年12月1日 | ahamo(30GB→40GBに増量) | +165円 |
| ソフトバンク | 2026年7月1日 | 既存の料金プラン | +110〜550円(プランにより異なる) |
| au | 2025年8月1日 | 使い放題MAX+・auマネ活プラン+ | +330円 |
ドコモはこのほか、ギガホ・ギガライト・ドコモ MAX・ドコモ miniなども改定の対象です。金額はプランごとに違うので、公式の案内で確認してください。
ソフトバンクとauはすでに値上げ後の料金になっています。これから変わるのはドコモで、12月分から新しい料金になります。
年額にすると最大6,600円。値上げより「今の基本料」を見よう
結論から言うと、値上げそのものは年数千円です。それより、今のプランが自分の使い方に合っているかのほうが、家計への影響はずっと大きくなります。
月の値上げ額を12か月分にすると、次のとおりです。
| 月の値上げ額 | 年額にすると | 当てはまる例 |
|---|---|---|
| +110円 | 1,320円 | irumo 0.5GB、ソフトバンクの一部 |
| +165円 | 1,980円 | ahamo |
| +330円 | 3,960円 | irumo 3〜9GB、auの使い放題MAX+ |
| +550円 | 6,600円 | eximo、ソフトバンクの一部 |
年6,600円は、ランチ数回分くらいの金額です。もちろん痛いのですが、「値上げしたから乗り換える」だけで決めるのは少しもったいないです。
たとえば、仮に毎月のデータ量が5GBくらいなのに、使い放題のプランで月7,000円払っているとします。同じくらいの使い方で月3,000円のプランがあれば、差は月4,000円、年48,000円です。値上げ分(年6,600円)の7倍以上になります。
つまり、見るべきなのは「いくら上がったか」より「自分はいくら払っていて、本当はいくらで足りるか」です。まずはスマホの設定やアプリで、直近3か月のデータ使用量を確認してみてください。
乗り換えで得するかは「差額×12−乗り換えコスト」で決める
乗り換えるかどうかは、次の式がプラスになるかで判断するとシンプルです。
1年で得する金額 =(今の月額 − 乗り換え先の月額)× 12か月 − 乗り換えにかかるお金
2つの例で計算してみます(数字はどちらも仮のものです)。
- 例1:差額が月4,000円 4,000円×12=48,000円。乗り換えに5,000円かかっても、1年で43,000円得します。迷わず検討する価値があります
- 例2:差額が月500円 500円×12=6,000円。店頭で事務手数料4,950円がかかると、1年で得するのは1,050円だけです。手間を考えると微妙なラインです
例2のように差が小さいときは、手数料のかかり方で結論が変わります。乗り換えにかかるお金は、次の3つを確認しましょう。
- 電話番号を持ち出す手数料:ドコモはMNP(番号そのままの乗り換え)の手数料が無料です。手続きはWebなら24時間できます
- 乗り換え先の事務手数料:お店で手続きすると高くなりがちです。たとえばau・UQ mobileは2026年8月から、店頭での新規契約などの手数料が3,850円から4,950円に上がりました。Webで手続きできるかを先に確認しましょう
- スマホ本体の支払い:分割払いの残りや、返却を前提にした購入プログラムを使っている場合は、乗り換えたときの扱いを契約内容で確認しておくと安心です
また、家族割や光回線とのセット割を使っている人は、自分だけ乗り換えると家族の料金が上がることもあります。家族全体の合計で比べるのがコツです。
格安SIMに乗り換えるときにキャリアメールをどうするかは、キャリアメールを使いながら格安SIMに乗り換える方法で解説しています。
ドコモを使っている人が12月までに確認したい3つ
ドコモの改定は12月1日からなので、11月中に次の3点を確認しておくと安心です。
- ahamoは値上げだけど容量も増える:月額は2,970円から3,135円(税込)に上がりますが、データ量は30GBから40GBに増えます。さらに、40GBを超えると60GBまで4,125円、120GBまで5,115円と、使った量で料金が変わる仕組みになります
- 大盛りオプションは11月30日で終了:契約中の人は自動的に廃止されます。たくさん使う人は、12月以降に使った量に応じた料金になる点を知っておきましょう
- 新しい「ドコモ mini2」が12月1日に登場:割引前で6GBまで月3,278円、12GBまで月4,598円(税込)です。ドコモのままプランを小さくしたい人は、割引条件と合わせて比べてみてください
どれも手続きなしで自動的に切り替わります。「何もしないとどうなるか」を先に知っておけば、慌てて店に行く必要はありません。
筆者の見解
今回の値上げは、それだけで乗り換えを決めるほどの金額ではありません。判断の目安は次のとおりです。
- データを月10GBも使わないのに大手の大容量プランの人:値上げに関係なく、プランの見直しや乗り換えを優先したほうがいいです。差額が年数万円になることがあります
- ahamoを30GB近く使っている人:月165円の値上げで容量が増えるので、そのままでも損は小さめです
- 家族割・セット割を使っている人:家族全体の合計で比べてから決めましょう。1人だけの差額で判断すると失敗しやすいです
一人暮らしの固定費の中で、スマホ代は見直しの効果が出やすい項目です。ほかの固定費もまとめて見直したい人は、一人暮らしの固定費見直しはどこから?始めやすい順5つもどうぞ。
まとめ
大手3社の値上げは月110〜550円、年額では最大6,600円です。ドコモは12月1日から新しい料金になります。ただ、家計に効くのは値上げ額よりも「今の基本料が使い方に合っているか」です。まずは直近3か月のデータ量を確認し、「差額×12−乗り換えコスト」で計算してから決めましょう。
出典・参考
- NTTドコモ 報道発表資料(2026年9月25日)(2026年10月4日確認)
- NTTドコモ「料金プラン内容および月額料金改定のお知らせ」(2026年10月4日確認)
- ソフトバンク「料金プランの改定について」(2026年10月4日確認)
- KDDI「auバリューリンクプラン」を提供開始(2025年5月7日)(2026年10月4日確認)
- KDDI 各種手数料の改定について(2026年6月22日)(2026年10月4日確認)
- NTTドコモ「MNPを利用した解約お手続き方法」(2026年10月4日確認)
※本記事の情報は2026年10月4日時点のものです。料金・手数料は変更される場合があるため、最新情報は各社の公式サイトでご確認ください。記事中の乗り換えの試算は仮の数字によるもので、実際の金額は契約内容によって異なります。