投資

マネーブリッジは設定すべき?20代一人暮らしは金利より積立の手間で決める

※本記事はプロモーション(広告)を含みます。

※2026年11月2日時点の情報です。出典は記事の最後にまとめています。

11月2日から、楽天銀行の普通預金はマネーブリッジを設定すると年0.58%になりました。「設定したほうが得なの?」と気になっている人も多いと思います。この記事では、20代一人暮らしの貯金額で利息が年いくら変わるかを計算し、設定するかどうかの決め方と手順をまとめます。

この記事の結論

  • 一人暮らしの貯金30万円なら、マネーブリッジで増える利息は税引後で年約190円です
  • 金利より大きい価値は「積立のたびに入金しなくていい」「証券口座に残ったお金が毎晩銀行へ戻る」の2つ
  • 楽天証券で新NISAの積立をする人は設定、預金だけなら楽天カードの引き落とし(年0.52%)で十分です

マネーブリッジでできること|金利・自動入出金・ポイントの3つ

マネーブリッジは、楽天銀行と楽天証券の口座をつなぐ無料のサービスです。できることは大きく3つあります。

  • 優遇金利:普通預金が年0.58%(残高1,000万円以下の部分)。基本金利は年0.50%です
  • 自動入出金(スイープ):証券口座で買うときに足りない分を銀行から自動で入金し、使わなかったお金は毎営業日の夜に銀行へ戻します。手数料は無料です
  • ハッピープログラム:別途エントリーすると、楽天証券の取引や投資信託の残高に応じて楽天ポイントがもらえます

注意したいのは、金利が適用されるタイミングです。優遇金利は「前月末までに設定が終わっている月」に適用されます。つまり11月中に設定すれば、12月1日から年0.58%です。今日設定しても、11月分は基本金利のままです。

【独自】貯金30万円なら年約190円|金利の差を早見表で確認

結論から言うと、20代一人暮らしの貯金額では、金利の差はそれほど大きくありません。楽天銀行の普通預金には、今回の改定で次の3段階があります。

  • 何も設定しない:年0.50%
  • 楽天カードの利用代金を楽天銀行から引き落とす:年0.52%
  • マネーブリッジを設定する:年0.58%

当てはまる条件が複数ある場合は、いちばん高い金利が1つだけ適用されます。カード引き落としとマネーブリッジを両方使っても、足し算にはなりません。

下の表は、貯金を1年そのまま置いたときの税引後の利息です。利息には約20%の税金がかかるので、その分を引いています。

貯金額 設定なし(0.50%) カード引き落とし(0.52%) マネーブリッジ(0.58%) 設定なしとの差
10万円 約398円 約414円 約462円 年約64円
30万円 約1,195円 約1,243円 約1,387円 年約192円
50万円 約1,992円 約2,072円 約2,311円 年約319円
100万円 約3,984円 約4,144円 約4,622円 年約638円

確かめたこと:楽天銀行の金利改定のお知らせ(2026年11月2日確認)の金利に、税率20.315%を引いた割合をかけて計算しました。貯金30万円の場合、マネーブリッジの上乗せは月にすると約16円です。楽天カードをすでに楽天銀行で引き落としている人なら、そこからの上乗せは年約144円です。

よく見かける計算例は500万円や1,000万円なので、大きな差に見えがちです。でも貯金が100万円以下なら、金利だけを理由に楽天証券の口座を新しく作るほどの差ではありません。

【独自】金利より大きい2つの価値|積立の手間と待機資金

マネーブリッジの本当の価値は、楽天証券で投資をする人のお金の流れがラクになることです。ポイントは2つあります。

1. 積立のたびに証券口座へ入金しなくていい

自動入出金を設定しておくと、投資信託を買うときに証券口座で足りない分が楽天銀行から自動で入ります。積立も対象ですが、引落方法を「証券口座」にしておく必要があります。給料日に楽天銀行へお金を移しておけば、あとは積立のたびに手で入金する作業がなくなります。

新NISAで毎月決まった額を積み立てる人ほど、この手間が消える効果は大きいです。入金を忘れて積立ができなかった、ということも起きにくくなります。

2. 証券口座に残ったお金が毎晩銀行へ戻る

投資信託を売ったお金や、使わなかった入金は、証券口座に「預り金」として残ります。マネーブリッジの自動出金を使うと、このお金が毎営業日21時以降に楽天銀行へ戻ります。銀行に戻れば、年0.58%の利息の対象になります。

手で出金し忘れても、毎晩自動で戻るのが便利なところです。銀行の普通預金に戻ったお金は、預金保険の対象にもなります。

貯金30万円を楽天銀行に1年置いたときの利息(税引後)

設定なし(年0.50%)

約1,195円

楽天カードの引き落とし(年0.52%)

約1,243円

マネーブリッジ(年0.58%)

約1,387円

前提:モデルケース。残高30万円を1年間そのまま置いた場合。税率20.315%で計算。金利は2026年11月2日時点で、今後変わる場合があります

【独自】家賃とカード代を守る「残す金額」の決め方

自動入金で困るのは、家賃やカード代の引き落とし前に、投資の買付で銀行の残高が減ってしまうことです。これは「残す金額」を決めておけば防げます。

楽天証券の自動入出金の設定では、銀行口座に一定額を残しておく金額を入力できます。一人暮らしなら、次の合計を目安にすると安心です。

  • 楽天銀行から引き落とす家賃
  • 楽天カードなどの月の引き落とし額
  • 予備(スマホ代・電気代など口座振替の分)
モデルケース 家賃 カード代 予備 残す金額の目安
家賃5万円 5万円 4万円 1万円 10万円
家賃6.5万円 6.5万円 5万円 1万円 12.5万円
家賃8万円 8万円 6万円 1万円 15万円

家賃やカード代を別の銀行から払っている人は、楽天銀行は「投資と貯金用」と割り切って、残す金額を0円にしてもかまいません。逆に、給料も家賃も楽天銀行にまとめている人は、残す金額を必ず入れておきましょう。

マネーブリッジの設定手順|4ステップ

口座がそろっていれば、手続きはオンラインで済みます。

  1. 口座をそろえる:楽天銀行と楽天証券の口座を持っていない人は開設します。開設には1〜2週間ほどかかることがあります
  2. マネーブリッジに申し込む:楽天銀行にログインし、マネーブリッジの申込画面から楽天証券の口座とつなぎます
  3. 自動入出金と残す金額を確かめる:楽天証券にログインし、マネーブリッジの画面を開きます。自動入出金(スイープ)が「設定する」になっているか確かめ、上で決めた残す金額を入力します
  4. ハッピープログラムにエントリーする:楽天銀行にログインしてエントリーします(無料)。ポイントをもらうには、この手続きも必要です
楽天銀行と楽天証券の口座をそろえる、楽天銀行でマネーブリッジに申し込む、楽天証券で自動入出金と残す金額を確かめる、ハッピープログラムにエントリーする、の4ステップ。11月30日までに設定すると12月から年0.58%

12月から年0.58%にしたい人は、11月30日までに設定を終えておきましょう。なお、楽天銀行の一部の支店(第一生命支店・JRE BANKなど)は優遇金利の対象外です。

【判断基準】楽天証券で積立するなら設定、預金だけならカード引き落としで十分

ここまでをふまえると、一人暮らしの状況別にはこう考えるのがおすすめです。

  • 楽天証券で新NISAの積立をしている(これからする)人:設定しましょう。金利の上乗せは小さくても、入金の手間がなくなり、証券口座に残ったお金も自動で銀行に戻ります
  • 楽天カードを使っていて、投資はしない人:カードの引き落とし先を楽天銀行にするだけで年0.52%です。マネーブリッジのために証券口座を作る必要はありません
  • 楽天カードも楽天証券も使っていない人:楽天銀行にこだわる理由は小さめです。条件なしで金利が高い銀行と比べて選びましょう
  • 給料・家賃も楽天銀行にまとめている人:設定するなら、残す金額は家賃とカード代の合計以上にしてください

証券口座選びから迷っている人は、楽天証券とSBI証券どっち?で、買い物額から選ぶ方法をまとめています。楽天カードを使うか迷っている人は楽天カードのメリット・デメリット、積立の払い方はクレカ積立の還元率比較も参考にしてください。

まとめ

マネーブリッジは11月2日から年0.58%になりましたが、貯金30万円での上乗せは年約190円です。金利だけを目当てにするものではありません。楽天証券で積立をする人が、入金の手間と出金し忘れをなくすために設定するものと考えるとわかりやすいです。設定するなら、家賃とカード代を守る残す金額を決めて、11月30日までに済ませておきましょう。金利がどう動いているかは日銀据え置きで一人暮らしの家計は?でも解説しています。

出典・参考

※本記事の情報は2026年11月2日時点のものです。金利・制度・キャンペーン内容は変更される場合があるため、最新情報は公式サイトでご確認ください。投資信託は預金ではなく、元本割れのリスクがあります。投資に関する記述は情報提供を目的としたもので、特定の金融商品の購入を勧めるものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。