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先取り貯金のやり方|手取り20万の一人暮らしは月いくら?

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「月末に残ったら貯金しよう」と思っていても、気づけば残高はほぼゼロ。一人暮らしだと、家賃もスマホ代も全部自分で払うので、余りが出にくいのは当然です。

そこでおすすめなのが、給料が入った日に先に貯金を分けてしまう「先取り貯金」です。この記事では、手取り20万円前後の一人暮らしで「月いくら先取りできるか」を逆算する方法と、失敗しない口座と日付の決め方をまとめます。

この記事の結論

  • 手取り21万円・家賃6.5万円の一人暮らしなら、給料日に月4万円を先に分けると1年で48万円たまる(モデルケース)
  • 先取り額は「手取り−固定費−やりくり費−特別費」で逆算する。割合の目安より、自分の数字で決める方が続く
  • 口座は「生活費」「特別費」「貯金」の3つ。自動入金の日は給料日の後にし、カード代を残した額で設定する

先取り貯金とは?やり方は3ステップ

先取り貯金は、給料が入ったら使う前に決まった額を別の口座へ移し、残りで1か月暮らす方法です。「残ったら貯める」と順番が逆なので、意志の強さに頼らずにお金がたまります。

  1. 貯金用の口座を分ける:給料が入る口座とは別にし、キャッシュカードは持ち歩かない
  2. 先取り額を決める:次の章の逆算表で決める
  3. 自動で移す設定をする:手で振り込むと忘れたり、気が変わったりするので自動にする

自動で移す方法は、主に次の3つです。

  • ネット銀行の定額自動入金:例えば住信SBIネット銀行は、他行の口座から毎月5日か27日に、1万円以上を1,000円単位で自動で引き落として入金できる(原則無料)
  • 給料口座の銀行の自動積立定期預金:同じ銀行の中で毎月自動で積み立てる
  • 財形貯蓄:勤務先に制度がある場合だけ使える給与天引き。一般財形は使いみちが自由

手取り別・月いくら先取りできる?一人暮らしの逆算表

先取り額は「手取り−固定費−やりくり費−特別費」で決めます。手取りの◯%という目安もありますが、家賃の高さで残る額は大きく変わります。自分の数字で逆算した方が、途中で崩れにくいです。

モデルケース 手取り18万円
家賃5.5万円
手取り21万円
家賃6.5万円
手取り25万円
家賃7.5万円
固定費(家賃・スマホ・光熱費・サブスク) 7.0万円 8.0万円 9.2万円
やりくり費(食費・日用品・交際費など) 7.0万円 8.0万円 9.0万円
特別費の積立 1.0万円 1.0万円 1.5万円
先取り額(月) 3.0万円 4.0万円 5.3万円
手取りに対する割合 約17% 約19% 約21%
1年でたまる額 36万円 48万円 63.6万円

※固定費の内訳はスマホ3,000円・光熱費1.0〜1.1万円・サブスク等2,000〜3,000円と仮定したモデルケース。ボーナスは含めていません。

自分の場合を出すときは、次の順番で考えるとスムーズです。

  1. 通帳やカードの明細で、固定費(毎月ほぼ同じ額)を合計する
  2. 先月の食費・日用品・交際費を合計し、やりくり費の上限にする
  3. 1年に1回の出費(更新料・帰省・家電の買い替えなど)を12で割り、特別費にする
  4. 手取りから1〜3を引いた額が先取り額。最初はその7〜8割から始める

同年代の一人暮らしの生活費の平均と比べたい人は、20代一人暮らしの生活費は平均いくら?も参考にしてください。

失敗しない日付の順番と「3つの口座」

先取り貯金が崩れる原因で多いのが、日付のずれと、たまにしか来ない出費です。この2つは最初の設定で防げます。

自動入金は「給料日の後」に、カード代を残して

自動入金の日を給料日より前にすると、給料が入る前の残高から引かれてしまいます。また、カードの引き落としと同じ日にすると、残高不足になることがあります。

例えば給料日が25日の人は、定額自動入金を27日に設定し、カードの引き落としがその後になるかを確認します。楽天カードの引き落としは翌月27日(休業日なら翌営業日)なので、自動入金と同じ日になります。この場合は、カード代の分を残してから先取り額を決めておけば大丈夫です。

口座は3つに分ける

口座 役割 引き出してよい時
生活費口座(給料口座) 家賃・カード代・やりくり費 いつでも
特別費口座 更新料・帰省・家電の故障・冠婚葬祭 予定していた特別な出費の時だけ
貯金口座(先取り) 将来のための貯金 原則引き出さない

一人暮らしは、2年ごとの更新料や年末年始の帰省など、まとまった出費が来ます。特別費を分けていないと、その月に貯金口座から引き出すことになり、「結局たまらない」と感じてやめてしまいがちです。月1万円でも特別費を別に積んでおくと、先取り分に手をつけずに済みます。

続かなかった時の立て直し方

先取り貯金が続かなかった時は、やめるのではなく「額を下げて続ける」のが正解です。

  • 2か月続けて生活費が足りない:先取り額を5,000〜1万円下げる。ゼロにはしない
  • 特別費が足りなかった:その月は特別費口座の不足分だけを貯金口座から戻し、翌月から特別費の積立を増やす
  • ボーナスがある人:毎月の額は低めにして、ボーナス月に上乗せする

やりくり費が毎月足りない場合は、先取り額ではなく固定費を見直すのが近道です。スマホや保険などの見直し方は一人暮らしの固定費見直しにまとめています。

筆者の見解

先取り額は「手取りの何%」より、「1年続けられる額」を優先して決めるのがいいと考えています。一人暮らしの状況別の目安は次のとおりです。

  • 家賃が手取りの3割を超える人:逆算表より少なめの月1〜2万円から。固定費を下げてから増やす
  • 貯金がほぼゼロの人:まずは急な出費に備えて、生活費の数か月分を普通預金にためるのを目標に
  • ある程度たまった人:先取り分の一部を新NISAの積立に回す。始め方は新NISAの始め方で解説しています

最初の1か月は少なすぎるくらいでかまいません。「給料日に自動で移る」仕組みさえできれば、額はあとから上げられます。

まとめ

  • 先取り貯金は、給料が入ったら先に貯金を分け、残りで暮らす方法
  • 先取り額は「手取り−固定費−やりくり費−特別費」で逆算。手取り21万・家賃6.5万円なら月4万円・年48万円が一つの目安(モデルケース)
  • 自動入金は給料日の後に、カード代を残した額で。口座は生活費・特別費・貯金の3つに分ける
  • 続かない時はやめずに額を下げる

まずは先月の明細を見て、固定費の合計を出すところから始めてみましょう。

出典・参考

※本記事の情報は2026年10月11日時点のものです。制度・サービス内容は変更される場合があるため、最新情報は公式サイトでご確認ください。金額の試算はモデルケースで、実際の収支は人によって異なります。投資に関する記述は情報提供を目的としたもので、特定の金融商品の購入を勧めるものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。