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新NISAの始め方|20代会社員は月いくらから?口座開設から積立まで

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「新NISA、みんなやってるけど何から始めればいいの?」「毎月いくら積み立てればいい?」と止まっていませんか。この記事では、20代の会社員が新NISAを始めるまでの手順と、手取りから無理のない積立額を決める方法、20年続けたらいくらになるかの試算をまとめます。

この記事の結論

  • 始め方は「金融機関を選ぶ→口座開設→商品を選ぶ→積立設定」の4ステップ。ネット証券ならスマホで完結します
  • 積立額は「手取り−生活費」の残りから、まず生活費の数か月分の貯金を確保したうえで決めるのが続けやすいです
  • 月1万円を20年、年3%で運用できた場合は約328万円(元本240万円)。課税口座なら約18万円かかる税金が、NISAならかかりません

新NISAの始め方は4ステップ

手順はシンプルです。まずは全体の流れだけ押さえましょう。

  1. 金融機関を選ぶ:NISA口座は1人1口座だけです。ネット証券は商品数が多く、スマホで手続きが完結しやすいのが特徴です
  2. 口座を開設する:本人確認書類とマイナンバーを用意して申し込みます。税務署の確認は通常1〜2週間ほどかかります
  3. 商品を選ぶ:つみたて投資枠では、国が基準を決めた長期・積立向けの投資信託から選びます
  4. 積立設定をする:毎月の金額と支払い方法(銀行引き落とし・クレジットカードなど)を決めます

新NISAには「つみたて投資枠(年120万円)」と「成長投資枠(年240万円)」があり、一生で使える非課税の枠は合計1,800万円です。非課税で持てる期間に期限はありません。20代でこの枠をすぐ使い切る人はほとんどいないので、最初はつみたて投資枠だけ考えればOKです。

積立額は「手取り−生活費」から決める

いくら積み立てるかは、毎月の手取りから生活費を引いた「残り」の中で決めるのが続けやすいです。投資は長く続けてこそ効果が出るので、無理な金額は逆効果です。

決め方は次の3ステップです。

  1. 毎月の生活費を出す:家賃・食費・通信費など、ふだん出ていくお金を合計します。一人暮らしの平均は20代一人暮らしの生活費の記事で手取り別に試算しています
  2. すぐ使える貯金を確保する:急な出費や転職に備えて、生活費の3〜6か月分くらいを預金で持っておくと安心といわれます。これが貯まるまでは、積立は少額にしておきましょう
  3. 残りの一部を積立に回す:残りを全部投資に回さず、旅行や家電の買い替えなどに使う分も残しておきます

たとえば手取り20万円で生活費が17万円なら、残りは3万円です。貯金が少ないうちは「積立1万円+貯金2万円」、貯金が貯まってきたら「積立2万円+貯金1万円」のように、段階的に増やすやり方なら無理がありません。金額はあとからいつでも変えられるので、最初から完璧に決めなくて大丈夫です。

月5千円・1万円・3万円で20年続けたらいくら?

同じ20年でも、月の金額と運用の利回りで結果は大きく変わります。月1万円・年3%なら約328万円、月3万円・年5%なら約1,233万円という計算になります。

毎月の積立額 元本(20年) 年3%の場合 年5%の場合
5,000円 120万円 約164万円 約206万円
1万円 240万円 約328万円 約411万円
3万円 720万円 約985万円 約1,233万円

※毎月末に積み立て、年3%・5%で毎月複利運用できたと仮定した計算。手数料は含めていません。実際の運用成果は毎年変動し、元本を下回ることもあります。

ここで効いてくるのが、NISAの「利益に税金がかからない」点です。ふつうの口座(課税口座)では、利益に約20%(所得税・復興特別所得税・住民税で20.315%)の税金がかかります。20年後にまとめて売ったとすると、次のとおりです。

  • 月1万円・20年・年3%:利益は約88万円 → 課税口座なら約18万円の税金がかかる
  • 月3万円・20年・年5%:利益は約513万円 → 課税口座なら約104万円の税金がかかる

NISAならこの税金がまるごとかかりません。金額が大きく、期間が長いほど差が開くので、20代から少額でも始める意味はここにあります。

積立設定でつまずきやすい3つのポイント

口座を作ったあと、最初の積立設定で迷う人が多いです。次の3つを先に知っておくとスムーズです。

  • どの枠で設定したかを確認する:積立の画面では「つみたて投資枠」「成長投資枠」「課税口座」を選ぶ場合があります。課税口座を選ぶと非課税になりません。設定後の画面で口座区分を見ておきましょう
  • ほかの金融機関にNISA口座がないか確認する:税務署の確認前に「仮開設」で取引できる証券会社もあります。ただし、ほかで既にNISA口座を持っていると開設できず、それまでの取引は課税口座の扱いに変わります。昔、銀行などでNISAやつみたてNISAを作った覚えがある人は先に確認を
  • 引き落とし日と給料日の順番を合わせる:給料日より前に引き落とされると、残高不足で積立が止まることがあります。給料日の後に引き落とされるよう、支払い方法と日付を確認しておきましょう

なお、つみたて投資枠を年120万円まで使い切るには月10万円が必要ですが、20代のうちは気にしなくて大丈夫です。枠は一生使えるので、収入が増えてから増額すれば十分です。

筆者の見解

20代の新NISAは「いくら増えるか」より「やめずに続けられる金額か」で決めるのがおすすめです。

  • 貯金が生活費の3か月分未満の人:月5千円〜1万円から始めて、まず積立の習慣をつける
  • 貯金が十分ある人:毎月の残りの半分くらいまでを目安に積立を増やす
  • iDeCoも気になる人:60歳まで引き出せない点を理解したうえで、新NISAとiDeCoどっちが先かの記事を参考に順番を決める

積立を続けていると、株価が大きく下がる時期に出会うこともあります。そのときにどうするかは暴落時の積立の考え方の記事で比べているので、始める前に一度読んでおくと慌てずに済みます。

まとめ

  • 新NISAは「金融機関選び→口座開設→商品選び→積立設定」の4ステップ。口座は1人1つ
  • 積立額は「手取り−生活費」の残りから、貯金とのバランスを見て決める
  • 月1万円・20年・年3%なら約328万円。課税口座なら約18万円かかる税金がNISAではかからない
  • 設定時は口座区分・二重口座・引き落とし日の3つを確認

まずは口座開設だけでも進めておくと、積立をいつでも始められます。

出典・参考

※本記事の情報は2026年10月10日時点のものです。制度内容は変更される場合があるため、最新情報は公式サイトでご確認ください。投資に関する記述は情報提供を目的としたもので、特定の金融商品の購入を勧めるものではありません。投資信託は元本保証がなく、損失が出る可能性があります。投資判断はご自身の責任でお願いします。