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20代一人暮らしの貯金は中央値37万円|手取り別の目標額も試算

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※2026年10月16日時点の情報です。出典は記事の最後にまとめています。

「20代で一人暮らし、貯金ってみんないくらあるの?」「自分の残高って少ないのかな」と気になりますよね。この記事では、最新の調査(2025年)の単身世帯の数字を使って、20代の貯金の平均と中央値を紹介します。あわせて、数字の正しい読み方と、手取り別に「まずいくら貯めればいいか」を試算します。

この記事の結論

  • 一人暮らしの20代は、手取りの1割を毎月貯めれば、約2年3ヶ月で「生活費3ヶ月分」に届きます(手取り21万円なら約57万円)
  • 20代単身の貯金は平均255万円、中央値37万円。実感に近いのは中央値で、3人に1人は0円です
  • 調査の貯金には、家賃や引き落としに使う給料口座のお金は入りません。比べるのは「生活費を除いた残り」です

20代一人暮らしの貯金は中央値37万円。平均255万円は気にしなくていい

20代の単身世帯の貯金(金融資産)は、平均255万円、中央値37万円です。金融経済教育推進機構(J-FLEC)が2025年に行った「家計の金融行動に関する世論調査(単身世帯調査)」の数字です。

平均と中央値がここまで違うのは、ごく一部の「たくさん持っている人」が平均を引き上げるからです。中央値は、全員を金額順に並べたときのちょうど真ん中の人の金額。「ふつうの20代」の感覚に近いのは、こちらです。

もう一つ大事なのが、貯金(金融資産)が0円の人が33.2%いること。だいたい3人に1人です。「自分だけ貯金がない」と焦る必要はありません。

20代単身の貯金と、まず目指したい金額

平均(一部のお金持ちに引っぱられる)

255万円

手取り21万円の人の第1目標(生活費3ヶ月分)

約57万円

中央値(ちょうど真ん中の人)

37万円

出典:J-FLEC「家計の金融行動に関する世論調査2025年(単身世帯調査)」20歳代。第1目標はモデルケース(手取り21万円・手取りの1割を貯金)で計算

なお、生活費の平均が気になる人は「20代一人暮らしの生活費は平均いくら?」もあわせてどうぞ。

【独自】調査の「貯金」に、給料口座のお金は入っていない

結論から言うと、自分の通帳の残高をそのまま中央値37万円と比べるのは不公平です。調査の「貯金」には、毎月の生活に使うお金が入っていないからです。

確かめたこと:J-FLECの調査資料(2026年10月16日確認)では、金融資産を「運用のため、または将来に備えて蓄えている部分」としています。そして「日常的な出し入れ・引落しに備えている部分」の預貯金は除く、と書かれています。調査は2025年6月20日〜7月2日に、全国の単身世帯2,500世帯を対象にインターネットで行われました。

一人暮らしにあてはめると、こういうことです。

  • 給料口座に入っている、今月の家賃・スマホ代・カードの引き落とし用のお金 → 調査の貯金には入らない
  • 貯金用の口座に移したお金、定期預金、新NISAなどの投資 → 調査の貯金に入る

たとえば、通帳の残高が合計50万円でも、そのうち20万円が来月の家賃や引き落としに消えるなら、比べる金額は30万円です。逆に、「残高がいつも10万円くらいしかない」と思っている人も、貯金用の口座に別で30万円あれば、中央値に近い位置にいます。

自分の数字を出すときは、「全部の口座の合計 −(1ヶ月分の生活費)」でざっくり計算するのがおすすめです。給料日の前日の残高で見ると、生活費の分が減っているので、実際の貯金に近い数字になります。

【独自】手取り別:まず目指す貯金額は「生活費3ヶ月分」

最初の目標は、平均の255万円ではなく「生活費3ヶ月分」にするのがおすすめです。手取り21万円の人なら約57万円です。

生活費の3〜6ヶ月分は、急に仕事を辞めたときや体調を崩したときに備える「生活防衛資金」として、よく使われる目安です。一人暮らしは、困ったときに家族の家計に頼れないことも多いので、まずここを作っておくと安心です。

手取りの1割を毎月貯めて、残りの9割で暮らすモデルケースで計算すると、こうなります(ボーナスは入れていません)。

手取り(月) 月の生活費(手取りの9割) 第1目標:3ヶ月分 余裕を持つなら:6ヶ月分 毎月の貯金(1割)で3ヶ月分に届くまで
18万円 16.2万円 約49万円 約97万円 1.8万円 × 27ヶ月
21万円 18.9万円 約57万円 約113万円 2.1万円 × 27ヶ月
23万円 20.7万円 約62万円 約124万円 2.3万円 × 27ヶ月
25万円 22.5万円 約68万円 約135万円 2.5万円 × 27ヶ月

※モデルケースの試算です。生活費はご自身の実際の支出に置きかえてください。

表を見ると気づくのが、手取りがいくらでも「1割ずつなら27ヶ月(約2年3ヶ月)」で同じということです。手取りが多い人は、生活費も多いので目標も大きくなるからです。

この期間を縮めたいなら、貯金の割合を上げるのがいちばん効きます。手取りの2割を貯めて8割で暮らすと、生活費3ヶ月分(=手取りの2.4ヶ月分)に12ヶ月で届きます。1割のときの半分以下です。生活費が下がるぶん、目標そのものも小さくなるからです。

「2割は無理」という人は、まずスマホ代などの固定費を下げて、浮いた分をそのまま貯金に回すと、生活の満足度を落とさずに割合を上げやすくなります。手取り18万円以上なら、3ヶ月分ができた時点で中央値の37万円は超えます。

【判断基準】生活費3ヶ月分までは預金、超えたら新NISAを少額で

今の貯金額(生活費の分を除いた額)によって、次にやることは変わります。

  • 貯金が0円の人:まずは手取りの1割(難しければ5%)を、給料日に自動で別口座へ移す仕組みを作るのが先です。金額より「毎月移す」習慣が大事です。
  • 生活費3ヶ月分に届いていない人:投資より預金を優先するのがおすすめです。投資のお金は値下がりすることがあり、急にお金が要るときに減った状態で引き出すことになりかねません。
  • 生活費3ヶ月分を超えた人:預金はそのまま置いておき、毎月の貯金のうち一部を新NISAの積立に回すのが一つの選択肢です。月数千円からでも始められます。
  • 引っ越しや更新を1年以内に控えている人:3ヶ月分に加えて、その費用も預金で別に取っておくと安心です。

新NISAの口座の作り方や、月いくらから始めるかは「新NISAの始め方|20代会社員は月いくらから?」で解説しています。また、同じ20代の実例が気になる人は「25歳独身会社員の資産公開」も参考にしてみてください。

次の一歩

「毎月1割」を続けるいちばんの近道は、給料日に自動で貯金口座へ移すことです。手取り別の金額と口座の分け方はこちらでまとめています。先取り貯金のやり方|手取り20万の一人暮らしは月いくら?

まとめ

20代単身の貯金は平均255万円、中央値37万円で、3人に1人は0円です。この数字には給料口座の生活費が入っていないので、比べるときは生活費の分を除いて考えましょう。まず目指すのは、生活費3ヶ月分(手取り21万円なら約57万円)。手取りの1割なら約2年3ヶ月、2割なら1年で届きます。届いたら、新NISAで少しずつ増やす段階に進みましょう。

出典・参考

※本記事の情報は2026年10月16日時点のものです。制度・キャンペーン内容は変更される場合があるため、最新情報は公式サイトでご確認ください。投資に関する記述は情報提供を目的としたもので、特定の金融商品の購入を勧めるものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。